ポルシェEV戦略の誤算?タイカン暴落とカイエン・マカン高騰の裏側。ディーラーが語る「ガソリン車」の逆襲。

車・カーライフ

■ 現場で聞いた衝撃の一言「EVシフトが中古相場を支えている」

今日、中古車屋さんの担当者が言っていたことが印象的でした。 **「私の友人がポルシェディーラーで働いているんです。その友人もよく言っています。ポルシェのEVは正直、苦戦している。その結果、皆さんがガソリン車に戻ってきて、マカンやカイエンの相場が下がらないんです」**と。

本当かどうか調べまくりました。

これ、実は最新の販売データにも如実に現れていました。

  • ポルシェ2025年世界販売実績: 前年比10%減(約28万台)
  • タイカン(EV)の苦戦: 前年より大幅に伸び悩み、約1.6万台に留まる
  • カイエンの減少: 前年比21%減と大きく落としたが、これは次世代(EV版)への移行を待つ買い控えではなく、**「ガソリン車が買えなくなる前に程度の良い中古を探す」**層が中古市場に流れている証拠でもある

一方、伝統的なガソリン車の象徴である911は過去最高の販売台数を記録。世界中のファンが「最後になるかもしれないエンジン車」に殺到しているのです。

「新車が21%減」なのに、なぜ中古車が高いのか?

少し補足します。

普通なら「新車が売れない=人気がない=中古も下がる」となりそうですが、今のポルシェは特殊な状況にあります。

  • 理由1:ガソリン車の「駆け込み需要」 新型のカイエンやマカンがEV(電気自動車)にシフトしていく中で、「壊れにくくてリセールが良い、純粋なガソリンエンジンのポルシェ」が欲しい層が、あえて新車ではなく、状態の良い中古車に流れています。
  • 理由2:中古市場への「供給」が減っている 新車が売れていないということは、数年後に中古市場に流れてくるはずの「高年式の出物」も将来的に減るということです。この「玉不足感」をプロはいち早く察知しているため、強気の価格設定が続いています。
  • 理由3:EV(タイカン)の買い控え タイカンの中古価格が大きく下がっているのを見て、ユーザーが「EVは怖いから、やっぱり手堅いガソリンのカイエンにしておこう」と守りに入っています。

「世界的にカイエンの新車販売が21%も落ち込んでいるというデータ。一見、人気に陰りが出たように見えますが、現場の体感は真逆です。みんな『最後のガソリン・ポルシェ』を求めて中古市場に殺到している。だから、(1つ前の記事に書いてありますが)今回見た2018年式のようなモデルも、値段が下がらず強気のままなんです。」


■ 【比較】タイカン(EV)vs カイエン(ガソリン)の資産価値

ディーラーが「EVは失敗している」と感じる最大の理由は、その中古価格の崩れ方にあります。

  • タイカンの悲劇: 2025年末から2026年初頭にかけて、買取相場が600万円台前半まで急落した時期がありました。新車価格を考えれば、わずか数年で半値以下。この暴落を見て「次はやっぱりガソリン車にしよう」と考えるオーナーが増えるのは当然です。
  • カイエン(ガソリン)の強さ: 今回私が見た2018年式(約580万円)は、新車から8年経ってもまだ価値を保っています。EVのような「バッテリー寿命の不安」がないガソリン車は、中古市場で圧倒的に信頼されているのです。

あわせて読みたい: [1つ前の記事:マカンにするかカイエンにするか、本気で悩んだ比較レポートはこちら]


■ 損をしない「カイエン・マカン」の買い方・売り方の考察

リセール率だけで考えると、きっと違うと思うのですが、40代サラリーマンの私からすると、そこに入ってくるのは「毎月無理なく支払っていける」「妻に納得してもらえる」「それなりのリセール率」とかなんです。

狙い目は「5〜7年落ち」

今回見た2018〜2020年式は、新車からの最大の暴落期間(最初の3年)を終えた「底値の安定期」にあります。

  • 購入: 500万〜600万円で現行ルック(一文字テール)を狙う。
  • 売却: 3年乗っても、まだ市場には「最後のガソリン車」としての需要が残っているため、280〜320万円程度のリセールが見込めます。 

3年間で支払いとなると、頭金0円、残価設定1,644,000円残したら、月々132,273円と予算オーバーになるので、もう少しプラン考えていいのがあれば別記事で報告します。

注意すべき「維持費」のリアル

安く買えても、修理代で泣かないために以下の予算は確保しておく必要あり。

  • PDK(トランスミッション): 変速ショックが出たら要注意。交換なら150万円〜。
  • 水回り(ウォーターポンプ): ポルシェSUVの持病。15万〜25万円程度。
  • エアサス: 経年劣化で車高が下がると、1本30万〜。

■ 結論:エルグランド「100万」なら、売る理由がない

下取りで提示された100万円。一括査定で多少上がったとしても、今のミニバン市場で同クラスを買おうと思えば確実にこの金額より高いです。走行距離もまだ4万km台・・・。

「リセールが読めないEVを避けて、価値が落ちにくいガソリンのカイエン(マカン)を買う。そして、100万円以上の価値(実用性)があるエルグランドは乗り潰す。」

これが、40代パパの最も合理的な戦略ではないかと思いました。もっといい案があるかもしれないので、色々な角度から悩んで調べてみます。

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